社員と、地域とともに築いてきた100年。
これからも堅実に真摯に歩んでいく。
当社の事業全体を支えているのが総務部です。会計、財務、労務管理、人事などさまざまな業務を行いながら会社全体を管理し、あらゆる情報が集約される重要な部署。物事が始まる時にまず携わるのが総務部です。各部署と関わりながら、すべての仕事や業務がスムーズに進められるように取り組んでいます。
当社は、労働環境や休暇制度などの向上にも長年にわたり取り組んでおり、その独自の取り組みは山梨県労働局のホームページで紹介されています。
毎年4月15日に行われる地域伝統のお祭り「御幸祭」の日を休暇日とする制度は、大正9年から続いている歴史ある制度です。また配偶者の出産に際し、2日間の特別有給休暇を取ることができたり、毎週水曜日を「早上がりデー」にして定時退社にも取り組んでいます。
社員同士の交流の機会も積極的に設けていて、毎年1泊2日の社員慰安旅行を開催。また、ボーリング大会も実施していて、ほとんどの社員が参加しています。
「社員が安心して働ける環境を整え、働く意欲を引き出すことも私たちの大切な仕事です。当社は工場やプラントなど各部署によって拠点が異なるので、普段会うことのない社員同士が交流する良い機会になっています。それがまた仕事を円滑に進めることにもつながっています」
そんな地道な環境づくりも、100年という歴史を支えてきた大切な要因の一つです。
歴代の経営者の理解もあって、会社の理念がしっかりと継続されてきているからこその環境だと自負しています。健全な会社だからこそ、社員は健全に働くこができます。これからもこの歴史をしっかりと守り、さらに良い環境を整えていけるように取り組んでいきたいと思います。 当社が刻んできた100年の歴史を語るうえで、地域とのつながりも欠かすことができません。「御幸祭」の休暇は地域を大切にする想いがあってこそまた古くから社員の採用も積極的に地元で行なっています。
「地元のみなさんに支えられ、地域とともに歩んできた100年です。ご近所の方には『龍王さん』と親しみを持って呼んでいただくことも多く、これからも『龍王さん』と呼んでいただける会社、地域にあることを誇りに感じてもらえる会社でありたいと思います」
総務部が構える部屋の一角には100年にわたり会社を見守り、ともに歩んできた歴史ある金庫が置かれています。それはまさに一緒に働く社員を、地域を、関わる全ての人や物を大切にする当社を象徴するもの。歴史を刻んだ大らかな表情のその金庫に見守られながら、これからも堅実に真摯に未来に向かって歩んでいきます。